愛犬のトリミング、グルーミングを安全に行うため、事前に確認していただきたい項目があります。
今回は、いくつかの注意事項をまとめました。
高齢の犬や体調に不安のある犬、持病のある犬は体力のある午前中に施術したり、天気や環境設定など、特に注意が必要ですが、若く健康な犬にも、注意していただきたい項目があります。
可愛い愛犬のために、必ず守ってあげて下さいね。
ごはんは、最低30分~1時間前には済ませましょう。
犬のトリミングは、想像以上に体力を消耗し、犬にとって負担の大きな作業です。
個体差はあるものの、犬のトリミングの内容によっては、
「犬のトリミング=過度な運動」をしたときと同じ程度の体力を消耗する場合もあります。
食後、すぐの運動は、私達人間もお腹が痛くなることもありますよね。
それと同じように、犬も食後すぐのトリミングはかなり負担がかかります。
そのため、愛犬をトリミングに連れていく際は、ごはんやおやつを与える時間に配慮してあげましょう。
過度な運動は控えましょう。
犬のトリミングは、私達人間の想像以上に体力を消耗します。
例えば、プードルの場合、爪切りなどの前処理、シャンプーブロー、カット時間を含めると、最低でも1時間半以上はトリミング時間がかかります。
犬の毛のもつれ具合や体の大きさによっては、数時間作業しなければならない場合もあります。
愛犬のために、トリミング前はもちろん、トリミング後も、過度な運動は控え、一緒にゆったり過ごしてあげましょう。
ご来店前、排泄を済ませましょう。
私達犬のトリマーは、ご来店されたわんちゃんをまず、お外やトイレサークルにお連れし、排泄を済ませてからトリミングに入ります。
しかし、初めての場所や久しぶりのトリミングに緊張してなかなか排泄しない犬や、中には我慢して全く排泄しない犬も少なくありません。
トリミングは、犬にとって緊張やストレス、負担の大きな作業となるため、ご来店前に排泄を済ませてあげましょう。
嘔吐、下痢の症状のある場合は控えましょう。
愛犬に嘔吐、下痢の症状がある場合や、普段と違い、元気のない場合は無理にトリミングをしないようにしましょう。
私達人間も、体調が悪いときに、他人に体を触られたり、髪を切られたりしたくはありませんよね。
愛犬にとって、体調に問題のない日にトリミングのご予約を変更してもらうなど、体調には十分配慮しましょう。
予防接種後、1週間はトリミングを控えましょう。
犬の狂犬病や犬の混合ワクチン接種後、1週間以内は、アナフィラキシーショックという副反応の出やすい期間となります。
特に、予防接種後すぐのトリミングは、体力も消耗し、疲れから体調を崩す可能性もあります。
犬の予防接種後のトリミングは、大変危険ですので、トリミングのご予約は犬の様子も見ながら、1週間は間隔を空けてあげるようにしましょう。
まとめ
犬にとって、トリミングは個体差はあるものの、緊張やストレスも含め、負担の大きい作業となります。
愛犬のトリミング前はもちろん、がんばったトリミング後も、普段の愛犬と何か変わった様子がないか、しっかりチェックしましょう。