犬には様々な種類があり、個体差にもよりますが、毛が抜ける犬、抜けにくい犬がいます。
犬の毛を短くカットして、毛が生えにくくなったり、毛質が変わってしまったという愛犬を育てている飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
この記事では、犬の毛のサイクルや、毛が生えにくい様々な要素を取り上げています。

~目次~
①毛周期
②成長期毛
③休止期毛
④毛のサイクルでのトラブルが起きやすい犬
⑤毛のサイクルに関わる要因
⑥サマーカット問題
⑦まとめ
①毛周期
犬の毛の生え変わるサイクルのことを「毛周期」といいます。
毛周期には、成長期毛と休止期毛の2種類があります。
②成長期毛

読んで字のごとく、成長期毛とは、毛が伸び続ける状態をいいます。
犬種では主に、プードル・ヨーキー・シーズーに多くみられます。途中で抜けたりせず、カットしない限り、毛はずっと伸び続けます。
③休止期毛
休止期毛とは、毛が抜け落ちる状態や、成長期毛になるまで伸びない状態をいいます。
犬種では主に、柴犬・フレンチブルドッグ・チワワ・ポメラニアンに多くみられます。
休止期毛は、まつげに多いです。
④毛のサイクルでのトラブルが起きやすい犬

北方犬種と呼ばれるポメラニアン、スピッツ、アラスカンマラミュートなど、寒い地域が原産の耳が小さく尖り、毛量も多い犬種にトラブルが起きやすいです。
⑤毛のサイクルに関わる要因

毛のサイクルは、犬種はもちろん、部位、ホルモン、日照時間、栄養も関与されているといわれています。
代表的なものでいうと、、、
・毛刈り後脱毛症→短く刈り込んだカット後、毛が生えてこなくなる
成長期毛が突然、休止期毛に切り替わることもあり、休止期毛のときに毛を短くカットした場合、毛の伸びが悪くなってしまう原因となります。
・季節性側腹部脱毛症→季節によって毛の量に変化がある
・性ホルモン脱毛症→去勢すると毛が生えてくる
その他には、ステロイド剤の副反応により、毛が伸びてきたり、栄養不良により、耳や足の先端だけ脱毛する犬もいます。
⑥サマーカット問題

サマーカットと呼ばれ、毛を短く刈り込むスタイルをお願いする飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。
しかし、サマーカットのように、短く刈り込むカットスタイルにした場合、毛刈り後脱毛症という、カット後毛が伸びてこなくなってしまう犬もいます。
中でも、チワワ、ダックス、ポメラニアンなど、本来毛をカットしなくても問題ない犬種が毛刈り後脱毛症に多く、短く刈り込む前に、毛刈り後脱毛症のようなリスクもあることを頭に入れてから、しっかりトリマーさんにカウンセリングをお願いしましょう。
⑦まとめ
毛の伸びる速度は、犬種だけでなく、環境や食事、ホルモンなど、様々な要因によって変わります。
愛犬の毛のことで悩んでいる飼い主さんは、普段お世話になっているトリマーさんに相談してみたり、かかりつけの動物病院さんへ相談しにいかれてもいいかもしれません。
本来全身のカットが必要ない犬種(チワワ、ダックス、ポメラニアンなど)の場合は、長さを短くしすぎない、ハサミでととのえてもらう程度にするなど、バリカンで短く刈り込まずにできるスタイルをお願いしてもいいですね。