愛犬に普段与えているフード、年齢や食欲、アレルギー、うんちの状態などにより、フード切り替えをしたことのある方は多いでしょう。
こちらの記事では、犬のフードの切り替え方、切り替え後の変化・影響についてご紹介しています。
愛犬がいつも食べているフードの切り替え時には、いくつか注意しなければならないことがあります。
警戒心が強い犬・消化器系が弱い犬は、フード切り替え時、負担も大きくなります。
愛犬のフードの切り替えをお考えの飼い主さんに、是非読んでいただきたいです。
~目次~
①犬のフード切り替え方
②〇1日目~4日目〇
③〇5日目〇
④〇6日目~9日目〇
⑤〇10日目〇
⑥犬のフード切り替えのタイミング
⑦犬のフード切り替え中確認してほしいこと
⑧犬のフード切り替え後の変化・影響
⑨まとめ
犬のフード切り替え方
今まで食べていたフードから、新しいフードに切り替える際、犬の状態にもよりますが、すぐに切り替えず、約1週間~10日かけて、徐々に新しいフードへと切り替えることをおすすめします。
今まで食べていたフードを食べ終える前、十分なフードの量が残っている段階から新しいフードを開封し、徐々に混ぜていきましょう。
〇1日目~4日目〇
初日は1:9の割合で新しいフードは1割程度混ぜていきます。2日目以降は、徐々に新しいフードの割合を増やしていきます。
4日間かけて5:5の割合で新しいフードと以前のフードの割合を半分ずつにしていきましょう。
〇5日目〇
新しいフードと以前のフードを半分ずつ与え、食べムラがないか観察しましょう。
もし、ここまでに食べムラがあったり、食べない場合は、新しいフードの割合を減らしましょう。
お時間に余裕があるようなら、以前のフードに新しいフードを1粒ずつ入れ、食べるようなら、徐々に新しいフードを与える量を増やしていきましょう。
〇6日目~9日目〇
新しいフードをさらに1日1割ずつ増やしていきましょう。愛犬のうんちや食べムラがないか、引き続きチェックしていきます。
警戒心が強い犬、以前フード切り替えに失敗している犬、消化器系が弱い犬は、さらに時間をかけて切り替えていくことをおすすめします。
〇10日目〇
全て新しいフードにし、与えます。これでフードの切り替えは完了です。
犬のフード切り替えのタイミング
愛犬のフード切り替え時、うんちの状態が緩くなったり、下痢の症状が起きてしまう場合があります。
そのため、フード切り替えのタイミングは、朝ごはんからはじめていきましょう。
フード切り替えを夜ごはんの時間から始めてしまう場合、犬の症状が悪くなった場合、直ぐに動物病院を受診できないためです。
フード切り替えのタイミングは、動物病院の診療時間内/診療日にはじめましょう。
犬のフード切り替え中確認してほしいこと
消化器系の弱い犬やアレルギー体質の犬の場合、フード切り替え中は特に愛犬の様子が普段と変わりないかチェックしてあげましょう。
お腹の調子が悪く、新しいフードの原材料が愛犬に合わない成分が含まれている場合など、うんちの状態がゆるくなったり、アレルギー症状が出てしまう可能性もあります。
必ず、排便の様子、状態をチェックし、万が一体調を崩してしまった場合は、直ぐにフード切り替えを一旦やめてみて下さい。
犬のフード切り替え後の変化・影響
以前のフードから新しいフードに切り替え、新しいフードの影響が出てくる時期は約2~3か月かかります。
涙やけ、体質改善などを目的としている犬の場合、約2~3か月後に変化がみられてきます。
フードを切り替え、直ぐに結果を求めず、フード切り替えを長い目でみて、愛犬にあったフード選びをしてみて下さい。
まとめ
犬の成長や体質、性質によってフードの切り替えはとても大切です。
切り替えのタイミングや切り替え中の犬の状態をしっかりチェックし、万が一体調を崩してしまった場合は一旦切り替えをストップし、様子をみてあげましょう。
切り替えが上手くできた場合、新しいフードの影響は2~3か月で出てきます。
フード切り替えは長い目でみて、切り替え時は必ず体調の良いときを選びましょう。
また、フード切り替えのタイミングは、動物病院の診療時間内に行うことをおすすめします。