あなたの愛犬は、ご家庭でブラッシングをしていますか。
犬のブラッシングが上手にできない、犬のブラシの種類がたくさんあって、どれを選べばいいのか分からないという飼い主さんからご相談を受けることが多くあります。
今回はまず、犬のブラッシングの方法や、犬のブラッシングの必要性についてまとめました。
犬にとって、ブラッシングは飼い主とのコミュニケーション時間
愛犬のブラッシングは、本来、飼い主のあなたと犬の大切なコミュニケーションを取れる時間です。
犬が痒がっているところはないか、普段と変わりないかチェックできる時間でもあります。
使っているブラシの種類は?
一言に「ブラシ」といっても、種類は様々。
「スリッカーブラシ」「獣毛ブラシ」「ピンブラシ」、、、
犬種やブラシに慣れている、慣れていない、皮膚や被毛の状態など、犬によっておすすめできるブラシは異なります。
例えば、まだブラシに慣れていない仔犬やシニア犬の場合、「スリッカーブラシ」と呼ばれているピンが細く尖っているブラシはおすすめできません。肌や毛も薄く柔らかいため、こちらの力加減やかけ方によっては、逆に痛みなどのストレスを与えてしまったり、ケガの原因にもなります。
仔犬、シニア犬の場合は、毛先が柔らかく、フサフサの「獣毛ブラシ」と呼ばれているものがおすすめです♪「獣毛ブラシ」にも数多くの種類がありますが、「スリッカーブラシ」に比べ、誰もが扱いやすく、ケガの恐れもなく、その上、犬がブラッシング中にとても気持ちよさそうにしてくれる子が多いです。
ブラシするときの環境は?
ブラッシングする環境が整っていなければ、例えわんちゃんに合ったブラシを選べていたとしてもわんちゃんにとって、ブラッシングが苦手になってしまう原因となる場合があります。
ブラッシングする際の環境を思い出してみて下さい。
ブラシを持って、わんちゃんを追いかけたりしていませんか?
あなたもくつろぎながらブラッシングできていますか?
ブラッシングする時間は、わんちゃんと一緒にご家族がコミュニケーションを取れるとても大切な時間です。
わんちゃんは、人間でいう小さな子供と同じです。(知能は2歳児くらいといわれています)大好きなご家族にブラシを持って追いかけられたら、かなり嫌ですし、ビックリしてしまいますよね。
「気持ちいいね~」「今日はいつもと変わりないかな~」など、こちらも穏やかな心でブラッシングしてみましょう。
ソファの上や、大好きなご家族のお膝、ブランケット、芝生の上など、是非一緒にくつろぎながらブラッシングしてあげて下さいね。
前回のシャンプー/カットはいつ?
いざ、ブラッシングしようとしても、毛が絡まっていたとしたら、ブラシが毛に引っかかってしまい、痛い思いをしてしまう可能性があります。
私たちも、絡まった毛を無理にブラシでとかされたりしたら、痛いですよね。
もし、わんちゃんの毛が絡んでいたり、伸びていたら、そろそろグルーミング、シャンプー/カットの時期なのかもしれません。
無理にブラシをかけず、プロの方にお任せし、毛のもつれをといてもらい、少し短くカットしてもらうなど、わんちゃんに合った方法を選んであげましょう。
お肌の状態は?
お肌が赤く腫れていたり、アレルギーでジュクジュクしているなど、ブラシをかけられる状態でない場合もあります。
以前のブラッシングの際、イボを引っ搔いてしまったり、痛い思いをしているのかもしれません。
わんちゃんは体全体に毛が生えているため、お肌の状態を確認するのはなかなか難しいかと思います。
定期的にトリミング/グルーミング、動物病院さんに行き、お肌の状態もチェックしてもらいましょう。
まとめ
ブラッシングは、本来わんちゃんにとって、気持ち良いだけでなく、大好きなご家族とコミュニケーションがとれる大切な時間です。
是非、お互いブラッシングの時間を大切に過ごしてみて下さいね。
わんちゃんの年齢や皮膚、被毛の状態など、合うブラシは様々です。
わんちゃんにとってどのブラシが合っているのか気になる方、一度ご相談下さいね。